男性経営者のためのプライベートケアサロン「Lindo」のオーナーセラピスト、菅原直美です。
ダイエット、頭皮ケア、睡眠。入口はいろいろありますが、私がやっていることは、突き詰めればひとつです。 会社を背負って頑張ってきた男性に、もう一度かっこよくなってもらうこと。
初めてお会いする方には、よく驚かれます。「なんで女性のあなたが、男性のためのサロンを?」と。 今日はその理由を、少し長くなりますが、私自身の話としてお伝えさせてください。
野口英世とヘレン・ケラーの伝記ばかり読んでいた
子どもの頃、本はあまり読まない子だったくせに、野口英世やヘレン・ケラーの伝記だけは、なぜか繰り返し読んでいました。 人の身体のこと、医療の世界のことになると、夢中になってしまう。そんな子どもでした。
将来の夢は、看護師。「人の身体を良くする仕事がしたい」と、ずっと思っていました。
なりたかったのは、エステティシャンでした
高校生になると、興味は「肌」に向かいました。 洗顔にこだわるところから始まって、肌がきれいになっていくのが楽しくて仕方ない。 進路を考える頃には、看護師の夢は「エステティシャンになりたい」に変わっていました。
ただ、当時はエステサロンといえば、大手が数えるほどしかない時代です。 親には「何を言っているんだ」と反対されて、私は銀行に就職しました。 夢は、いったんあきらめました。
それでも、消えなかったものがふたつあります。 ひとつは、美容への想い。もうひとつは、自分自身の身体へのコンプレックスです。
私は昔から太りやすい体質で、体型のことがずっと気になっていました。 りんごダイエットから始まって、流行ったダイエットは片っ端から試しました。自分で言うのもなんですが、「リバウンド女王」です。
なぜ、そこまでして痩せたかったのか。 着たい服を、きれいに着たいからです。身体が整っているときの自分は、いちばん強い。 逆にそうでないときは、誰が見ていなくても、自分が自分を許せない。
「痩せたいのに、ひとりでは続かない」
このしんどさは、誰よりも私自身が経験してきたと思っています。
念願のエステ。そして、忘れられない出来事
結婚して、子育てをしながら、あるとき念願だったエステを学ぶ機会に恵まれました。 「やっぱり私は、これがやりたかったんだ」と夢中で学び、エステティシャンとしての一歩を踏み出しました。
その矢先に、忘れられない出来事が起きます。
子どもの野球チームで一緒だった、お父さん仲間が亡くなったのです。まだ42、3歳でした。
男の人は、黙って頑張ります。 弱音を吐かず、疲れた顔も見せず、家族のため、会社のために働き続けて、そしてある日、突然いなくなってしまう。
女性には、エステもマッサージも「自分をケアする場所」が当たり前にあります。 でも男の人には、身体を預けてほっとできる場所が、ほとんどありません。
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